| 昔話に、ある泉の水を飲むと若返るというのがあります。また、フランスのルルドの水は、それを飲むと老化しないという伝説があります。それでは、どうしてこのようなことが言えるのか、少し科学的なことでお話していきたいと思います。
水の性質をあらわす指標のひとつに「酸化還元電位」というものがあります。ちょっと耳慣れない言葉かもしれませんが、やさしく説明すると次のようになります。
酸化とはエネルギーを放出すること。身近な例だと、釘が古くなると錆びたり、皮をむいたリンゴをそのまま置いておくと表面が黒くなったりしますね。あれが酸化の現象です。同じように、飲み水でも「酸化還元電位の高い水」は酸化のはたらきが強く食品などの腐敗を早めたり、また、このような電位の高い水を飲み続けると健康に悪い影響を与える可能性があるようです。
では逆の還元の作用は?というと、酸化とは反対にエネルギーを蓄える方向にはたらきます。還元の力をもった水、すなわち「酸化還元電位の低い水」が、元気で若々しく、また健康によい飲み水と言われています。実際にも、全国のいろいろな水の水質を調べてみると、名水といわれるほど「酸化還元電位の低い水」になっています。
下記の表を見てください。一般的に水質が良くないといわれる大阪の水道水は、酸化還元電位が750mVと最も電位の高い水となっています。東京の水道水は565mV。その他の地域を見ても、やはり水道水は全般的に電位が高いことがわかります。それに比べて天然水や湧き水といわれる水は、電位が低いのです。屋久島の縄文水は330mV、北海道の羊蹄山の湧き水は220mVとなっています。
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